自動採点ソフトで先生の労働時間を短縮

日本はIT化・デジタル化が遅れているとよく指摘され、とくに公務員などの世界で遅れているとされています。具体的な例を一つ上げると教育現場でしょう。教師の長時間労働がメディアなどで問題として取り上げられる機会が増えてきましたが、なかなか改善が進んでいないのが実態です。しかし、近年少しずつですがITを導入して業務の効率を上げていこうという取り組みが始まっています。

その一つの実例が自動採点ソフトに他なりません。自動採点ソフトを導入すると、テストの採点がとても楽になり、先生の労働時間短縮につながります。自動採点ソフトと言うと、すべての採点を全自動でやってくれるのかと思うかもしれませんが、さすがに今の技術ではそこまでは不可能です。ただ、解答が記号などなら自動判定も不可能ではありません。

自動採点ソフトが便利なのは、採点作業においてコンピュータ-の支援を受けられるからです。答案をデジタルデータに変換してパソコン画面上で採点ができるようになるため、マウスやキーボードなどでサクサクとリズミカルに採点をしていけます。そして、点数の計算作業から解放されるのも大きいです。テストの点数を合計するのは、単純な足し算ではありますが、これを何十人、学校によっては何百人分とこなさなければならないとなると、非常に大変です。

人間が計算すると当然計算ミスも起こりえます。自動採点ソフトでは、コンピュータ-が自動的に点数を合計してくれますからとても楽です。